皆様こんにちは。佐野充俊です。しばらく忙しくてブログをなかなか更新できずにいました。アッという間に「今年もあと〇日」というころになってしまいました。今年の出来事は今年中に更新できるよう頑張ります。
今回の内容は11月8日に行われた筑波山実習の報告です。今回初めて登山靴を買って本格的登山の第一号として行ってきました。
筑波山は独特の山容のため、見えるところならどこでも筑波山とわかるのが特徴です。
写真1 筑波山の山容
つくばエクスプレスのつくば駅からシャトルバスに乗って筑波山神社という停留所まで行きました。停留所の前には登山用の案内板がありました。
写真2 登山案内板
さらにその近くには「筑波山地域を日本ジオパークに!!」という看板もありました。筑波山の自然環境の独自性を地域の売りにしたいという思いの表れだと思います。
写真3 ジオパーク推進の看板
登山道に入ると周辺は本来照葉樹林が生えているところであろうところに針葉樹林が分布していました。これは木材利用の為に人工的に植生改変を行ったと思われます。
写真4 針葉樹林
さらに登山道を上ると小さな祠がありました。
写真5 小さな祠
この周辺には山の上層部から転がってきたであろう巨礫が転がっていました。
写真6 所々に転がる巨礫
さらに登山道を進むと針葉樹林から落葉広葉樹林に植生が変わるニッチというところに差し掛かりました。このようなところではモミがよく見られます。
写真7 モミ
写真8 ニッチの植生景観
登山道をさらに進んでゆくとだんだんと落葉広葉樹林に植生が変わってゆきました。
写真9・10 落葉広葉樹林の植生
さらに進むとつつじヶ丘からの登山道と合流するところに出ました。このあたりは針葉樹林と落葉広葉樹林の混交林となっています。
写真11~13 混交林景観
さらにこの地点から曇っていたのでよくわかりませんでしたが、霞ヶ浦と土浦が望めました。
写真14 霞ヶ浦と土浦
山頂に向かうにつれて、同じ落葉広葉樹林でもだんだんと樹高が低くなっていきました。
写真15・16 高木落葉広葉樹林
写真17 低木落葉広葉樹林
登山道を進んで女体山の山頂につきました。山頂には石でできた展望案内板がありました。曇っていたので何も見えませんでした…
写真18 展望板
山の名物三角点の文字は確か北を向いていました。
写真19 女体山山頂の一等三角点
曇っていたので下を見下ろしても何も見えませんでした。今度晴れた時に再チャレンジしたいです。
写真20 女体山山頂からの展望
山頂部には斑糲岩質の岩盤がむき出しになっているところがあります。
写真21 女体山山頂の斑糲岩質岩盤
筑波山に日本百名山であることを表記する石柱がありました。8月に蔵王山に行っているので自身2個目の百名山登頂です。
写真22 女体山山頂の日本百名山の石柱
写真23~27 筑波山山頂付近に広がる老齢木ブナ林
さらにこのことを示す説明板もありました。
写真28 ブナ林についての説明板
山頂付近から今度は登山道を下ってゆくと、植生は落葉広葉樹林から混交林へと変わってゆきました。
写真29 男体山山麓の混交林
登山道を下ってゆくと、多くの短歌に読まれる男女川〈みなのがわ〉の水源に出ました。筑波山は花崗岩や斑糲岩でできた山であり、筑波山のように花崗岩でできた山は名水の水源だといううそうです。
写真39 停留所から見た山頂
この実習を終えて筑波山はその形成要因や山の標高ゆえに関東地方でも珍しい自然環境があり、その特異性を地域おこしにつなげたりいて行く運動があるということ、筑波山は日本独自の文化の源泉の一つであるということ、そして地理学において登山は最も大切なことの一つだということがわかりました。今後は関東甲信越や東北を中心にいろいろな山に登山に行こうと思います。
午後になってしまいましたが、今日も皆様にとってよい一日でありますように。
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